一定の年齢層ならほとんどの人が知っているゲーム、UNO。

しかしこのゲーム、大富豪とまでは言わないまでも、ローカルルールが多くないか?

・「0」って「ゼロ」?「OPEN」?
・スキップ2枚出すとどう飛ぶの?
・UNOアガりはあり?なし?
・ドロー4のドロ2返しはあり?なし?

はたしてUNOのルールを「知っている」人の中で、ちゃんと説明書を読んだことがあるのがどれだけいるのか。興味があって試しに読んでみたところ、あまりに違っていて驚いた。少しでも多くの人にUNOの本当のおもしろさを知ってもらいたいと思ったので、今回は「学生ルール」と「公式ルール」の違いを書いていきたい。


1.ルール概要

プレイヤーは最初に7枚の手札を持ち、前の人の捨てたカードと同じ数字、または同じ色、または同じ記号のカードを1枚ずつ捨て、最初に手札を使いきった人の勝ち・他の人はその時点での手札を公開し、点数を計算する。
ゲーム準備からゲーム終了まで。「手札何枚でやるー?」ってのがたまにあるが、7で決まっている。
決着については、最後の一人になるまでではなく最初の一人で終了というのが大きな違い。カードごとに決められた点数を計算し、それぞれ自分の手札の分だけマイナスポイントとして自分の持ち点に加算、すべてのマイナス分をプラスにしたものの合計がそのゲーム勝者の得点となる。ゲーム数を決めて最高得点者がトップとするか、500点先取だったりなどがある。
また「複数枚出し」などは公式には全くなく、自分の番には1枚しかカードを出すことはできない。

2.ゲームの始め方
最初に各自山から1枚カードをめくり、数の1番大きい人(記号は0)が最初のゲームの親となる。
親はカードを配って一番上のカードをめくる。
親の左隣のプレイヤーからスタートする。

親、まさかの使いっパシリ。

3.カードの効果
●数字カード 0~9●
ゲーム終了時の点数計算時で、カードの数字そのものが点数となる。
「0」は「ゼロ」ですね。昔「OPEN:指定したプレイヤーの手札を公開させる」とかいうのをやらされたことがある。よく考えたものだ。

●リバース● 20点
番の回る順番が逆になる。

最初に山からめくったカードがこれの場合、順番が逆になり、親が最初にプレイする。

「最初のカードが記号カードだったら数字が出るまでめくる」は間違い。容赦なく効果を発揮する。使いっパシリだった親はこのカードが出ると報われる。かも。

ちなみに20点というのはゲーム終了時の点数計算のときに数える点数。最後の手札にこれがあると20点となる。

●スキップ● 20点
次の人の番を飛ばす。

最初のカードがこれの場合、親の左隣のプレイヤー(最初のプレイヤー)の番が飛ばされ、その次の人から始める。
左隣カワイソス。

●ドロー2● 20点
次の番のプレイヤーはカードを2枚引き、カードを捨てることはできずその次の人の番になる。

最初のカードがこれの場合、最初のプレイヤーが2枚引き、その次のプレイヤーから始める。
カードを2枚引かせた上、次のプレイヤーはなにもできないため、スキップの完全上位互換。

●ワイルド● 50点
出したプレイヤーは好きな色を宣言し、次のプレイヤーはそれに従う。

最初のカードがこれの場合、最初のプレイヤーが好きな色を指定してカードを捨てる。
今度は左隣歓喜のカード。

ちなみに公式ルールは「記号アガリなし」なんてことは一言も書いていない。最後の1枚にこれが残っていれば最強である。が、逆にアガられると痛い目に。

●ワイルドドロー4● 50点
出したプレイヤーは好きな色を宣言し、次のプレイヤーは4枚引く。その人はその番を飛ばされ、その次の人の番となる。

ドロー4は手札に出すことができるカードがあるときは使うことができない。しかし手札は非公開情報なので、嘘をついて出すこともできる。

次の番の人はその嘘を指摘することができる。(「チャレンジ」)
チャレンジをされたらその人にだけ手札を公開しなければならない。
本当に反則をしていたらドロー4は手札に戻り、カードを4枚引く。
反則をしていなかったら通常どおりカード4枚を引き、さらに罰として2枚を引く。


最初のカードがこれの場合は山に戻してきりなおし、新たにカードをめくる。
学生ルールと一番大きく違うカード。1手目でこれを出したときの駆け引きがたまらない。
黒カードは終盤に強い分、50点と高い設定がされている。さっさと使うか・最後の切り札にするかはその人次第。

アガリ一番の人の最後のカードがドロー系だった場合、次の人はその枚数分を引いてから点数計算をする。



UNOのルールとしてはだいたいこれくらい。あとは「最後の1枚になったらUNOって言う」とか「UNO忘れ2枚」とかは大体同じ。

ではこの公式ルールでやると何が違うか、NEViがやってみた感じであげるとこんな感じ。

・1枚ずつしか捨てれないので、「カードを引きまくって同じ数字4色集めれば勝ち」ということは意味なくなる
・1枚ずつしか捨てれないのでドロー2・4の重みがハンパない
・スキップ,リバースの使うタイミングが1巡違うだけで全然違う
・スキップ,リバースを駆使した1位へのドローフルボッコが熱い
・麻雀やってる身として点数計算なのが熱い
・最後の1枚「0」は最強(笑)

賭け麻雀やっちゃうようなやつらでも2時間遊べちゃうゲームに化けたUNO。公式ルールの完全適用ではなく、ためしに「1枚出し」「ドロー返しなし」にするだけでも全然違うと思う。ぜひやってみてもらって、UNOの本当の面白さを知ってもらいたい。


という、公式UNO2回のNEViの長ーい戯言でした。

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